【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成25年6月26日
【事業年度】 第48期( 自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
【会社名】 株式会社ジェイ・エム・エス
(称号 株式会社 JMS)
【英訳名】 JMS CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 奥 窪 宏 章
【本店の所在の場所】 広島市中区加古町12番17号
【電話番号】 082( 243) 5844( 代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員経営管理本部長 遠 藤 正 樹
【最寄りの連絡場所】 広島市中区加古町12番17号
【電話番号】 082( 243) 5844( 代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員経営管理本部長 遠 藤 正 樹
【縦覧に供する場所】 株式会社ジェイ・エム・エス 東京支店
(東京都品川区南大井一丁目13番5号)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
有価証券報告書
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
回次 第44期 第45期 第46期 第47期 第48期
決算年月 平成21年3月 平成22年3月 平成23年3月 平成24年3月 平成25年3月
( 1) 連結経営指標等
売上高 ( 百万円) 44, 400 45, 124 45, 587 46, 836 49, 068 経常利益 ( 百万円) 1, 743 2, 435 1, 833 1, 382 1, 879 当期純利益 ( 百万円) 1, 180 1, 506 1, 291 942 1, 277
包括利益 ( 百万円) ― ― 716 809 2, 836
純資産額 ( 百万円) 22, 744 24, 339 24, 723 25, 184 29, 462 総資産額 ( 百万円) 41, 737 43, 675 44, 016 45, 430 51, 286 1株当たり純資産額 ( 円) 525. 58 562. 90 571. 77 582. 24 602. 60 1株当たり
当期純利益金額
( 円) 27. 29 34. 85 29. 91 21. 84 29. 41 潜在株式調整後
1株当たり 当期純利益金額
( 円) ― ― ― ― ―
自己資本比率 ( %) 54. 4 55. 6 56. 1 55. 3 57. 3
自己資本利益率 ( %) 5. 2 6. 4 5. 3 3. 8 4. 7
株価収益率 ( 倍) 14. 48 10. 93 9. 36 12. 41 12. 21 営業活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) 2, 394 5, 320 3, 281 1, 754 2, 545 投資活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △2, 461 △3, 026 △ 2, 273 △ 2, 605 △3, 340 財務活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △ 732 △ 593 △552 △431 1, 262 現金及び現金同等物
の期末残高
( 百万円) 2, 750 4, 534 4, 820 3, 468 4, 152 従業員数 ( 名) 4, 858 4, 852 4, 933 4, 839 5, 698
( 2) 提出会社の経営指標等
売上高 ( 百万円) 36, 387 35, 693 37, 760 38, 827 39, 758
経常利益 ( 百万円) 793 808 1, 007 600 1, 418
当期純利益 ( 百万円) 551 677 826 406 939
資本金 ( 百万円) 6, 522 6, 522 6, 522 6, 522 7, 411 発行済株式総数 ( 株) 43, 844, 932 43, 844, 932 43, 844, 932 43, 844, 932 49, 466, 932 純資産額 ( 百万円) 20, 363 20, 808 21, 278 21, 360 23, 985 総資産額 ( 百万円) 37, 611 37, 969 38, 724 39, 611 43, 339 1株当たり純資産額 ( 円) 470. 98 481. 96 493. 01 494. 95 491. 77 1株当たり配当額
( 円)
6. 00 7. 00 7. 50 8. 00 8. 00 ( うち1株当たり
中間配当額)
( 2. 50) ( 3. 00) ( 3. 50) ( 4. 00) ( 4. 00) 1株当たり
当期純利益金額
( 円) 12. 74 15. 66 19. 15 9. 42 21. 62 潜在株式調整後
1株当たり 当期純利益金額
( 円) ― ― ― ― ―
自己資本比率 ( %) 54. 1 54. 8 54. 9 53. 9 55. 3
自己資本利益率 ( %) 2. 7 3. 3 3. 9 1. 9 4. 1
株価収益率 ( 倍) 31. 00 24. 33 14. 62 28. 76 16. 61
配当性向 ( %) 47. 1 44. 7 39. 2 84. 9 37. 0
従業員数 ( 名) 1, 568 1, 568 1, 566 1, 555 1, 565 ( 外、期末臨時雇用者数) ( 138) ( 128) ( 143) ( 170) ( 194)
( 注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS)(E 02303) 有価証券報告書
2 【沿革】
年月 変遷の内容
昭和40年6月 医療機器の製造・販売を目的とし、広島県佐伯郡大野町下更地1990番地( 現 広島県廿日市市大野1990 番地) に株式会社日本メディカル・サプライ設立( 資本金25, 000千円) 。本社工場( 現 大野工場) 竣工。 昭和43年5月 デ ィ ス ポ 医 療 器 株 式 会 社 ( 最 終 社 名 ジ ェ イ ・ エ ム ・ エ ス 企 画 株 式 会 社 ) の 株 式 65% ( 最 終 持 株 比 率
100%) を取得、資本参加し役員を派遣。
昭和46年2月 興陽化成株式会社( 最終社名ジェイ・エム・エス高分子株式会社) の株式65%( 最終持株比率100%) を 取得、資本参加し役員を派遣。
昭和47年11月 広島県三次市に三次工場竣工。
昭和48年1月 株式会社韓国メディカル・サプライの株式50%( 現在80%) を取得、資本参加し役員を派遣。 8月 本社を広島市加古町12番17号( 現 広島市中区加古町12番17号) に移転。
昭和49年9月 100%子会社ジェイ・エム・エス中四国販売株式会社( 最終社名株式会社ジェイ・エム・エス販売) 設 立。
昭和51年2月 100%子会社株式会社ジェイ・エム・エス( 現社名ジェイ・エム・エス・サービス株式会社) 設立。 昭和53年9月 島根県出雲市に出雲工場竣工。
昭和54年6月 シンガポール共和国に100%子会社ジャパン・メディカル・サプライ( シンガポール) プライベート・ リミテッド( 現社名ジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.) 設立。
昭和56年6月 株式額面変更のため、形式上の存続会社たる株式会社栄商事( 合併後株式会社日本メディカル・サプラ イに商号変更) に吸収合併され、実質上の存続会社となる。
12月 広島証券取引所に上場。
昭和57年12月 大阪証券取引所市場第二部に上場。
昭和62年6月 広島県山県郡千代田町( 現 広島県山県郡北広島町) に千代田工場竣工。 11月 大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。
昭和63年7月 中華人民共和国に合弁会社大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司( 70%を出資、現在100%) 設立。 10月 中華人民共和国に100%子会社医用材料( ジェイ・エム・エス大連) 有限公司( 平成9年1月1日に大連
ジェイ・エム・エス医療器具有限公司に吸収合併される。) 設立。 平成元年3月 東京証券取引所市場第一部に上場。
平成5年8月 アメリカ合衆国に100%子会社ジェイ・エム・エス・ノース・アメリカ・コーポレーション設立。 12月 ドイツ連邦共和国のバイオニック・グループ3社を100%子会社として買収後、バイオニック・メディ
ツィンテクニックGmbHとして統合。
平成6年4月 株式会社JMS( 登記上は株式会社ジェイ・エム・エス、英文ではJMS CO. , LTD. ) に商号変更。 7月 インドネシア共和国にジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.の100%子会社としてプ
ライベート・リミテッド・ジャパン・メディカル・サプライ・バタム( 現社名PT.ジェイ・エム・ エス・バタム) 設立。
平成7年7月 ブラジル連邦共和国に合弁会社ジェイ・エム・エス・ドゥ・ブラジルLTDA. ( 90%を出資、最終出 資比率100%) 設立。
平成10年12月 ジェイ・エム・エス企画株式会社、ジェイ・エム・エス高分子株式会社を清算結了。 平成12年4月 100%子会社株式会社ジェイ・エム・エス販売の営業の全部を譲り受ける。
平成14年5月 広島市に100%子会社株式会社大野設立。
6月 中華人民共和国に100%子会社北京英特創軟件科技有限公司設立。 平成15年3月 株式会社ジェイ・エム・エス販売を清算結了。
平成16年3月 東京都中央区にクリノグラフィ株式会社( 51%を出資) 設立。 平成17年12月 大阪証券取引所市場第一部の上場廃止。
平成18年9月 クリノグラフィ株式会社の株式を譲渡。
平成19年7月 北京英特創軟件科技有限公司の出資持分の全部を譲渡。 平成19年9月 ジェイ・エム・エス・ドゥ・ブラジルLTDA. を清算結了。
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3 【事業の内容】
当社グループは、当社及び子会社8社並びに関連会社1社で構成され、医療機器・医薬品の製造・販売を 主な事業内容とし、さらにその事業に関連する保守及びその他サービス等の事業活動を展開しております。
当社グループの事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであ り、< >内にセグメントの名称を記載しております。
当社グループは、医療機器・医薬品関連事業を、国内においては当社<日本>及び持分法適用関連会社であ る株式会社ジェイ・オー・ファーマが、海外においては、東南アジア、中国、ドイツ、アメリカ等の各地域を ジェイ・エム・エス・シンガポールPTE. LTD.<東南アジア>、PT.ジェイ・エム・エス・バタム< 東南アジア>、大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司<中国>、バイオニック・メディツィンテクニック GmbH<ドイツ>、ジェイ・エム・エス・ノース・アメリカ・コーポレーション<アメリカ>及び韓国の現 地法人<その他>がそれぞれ担当しております。また、その他の事業を国内子会社2社<その他>が担当してお ります。
事業の系統図は、次のとおりであります。
株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS)(E 02303) 有価証券報告書
4 【関係会社の状況】
名称 住所
資本金又は 出資金
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
( %)
関係内容
( 連結子会社)
ジェイ・エム・エス・ シンガポールPTE. LTD.
(注) 1
シンガポール
百万シンガポールドル
16
医療機器・医薬品 関連事業
100
当社から原材料を購入 当社へ製品を販売 役員の兼任… 2名 P T . ジ ェ イ ・ エ ム ・
エス・バタム
インドネシア バタム
百万ルピア
43, 243
医療機器・医薬品 関連事業
100 ( 100)
役員の兼任… 無
大連ジェイ・エム・ エス医療器具有限公司
(注) 1
中国大連市
百万元
96
医療機器・医薬品 関連事業
100
当社から原材料を購入 当社へ製品を販売 役員の兼任… 無 バ イ オ ニ ッ ク ・ メ デ ィ
ツィンテクニックGmbH
ドイツ フレイドリッヒ ストルフ
百万ユーロ
1
医療機器・医薬品 関連事業
100
当社製品を販売 役員の兼任… 無 ジ ェ イ ・ エ ム ・ エ ス ・
ノ ー ス ・ ア メ リ カ ・ コーポレーション
米国
カリフォルニア州 ヘイワード市
百万米ドル
5
医療機器・医薬品 関連事業
100 ( 49. 0)
当社製品を販売 役員の兼任… 1名
㈱ 韓 国 メ デ ィ カ ル ・ サ プライ
韓国 ソウル特別市
百万ウォン
200
医療機器・医薬品 関連事業
80. 3
当社から原材料を購入 当社へ製品を販売 役員の兼任… 1名 ジェイ・エム・エス・
サービス㈱
広島市中区
百万円
16
その他の事業 100
当社製品をメンテナンス 当社の設備を賃借 役員の兼任… 無
㈱大野 広島市中区
百万円
30
その他の事業 100
当社製品の製造請負 当社の設備を賃借 役員の兼任… 無
( 持分法適用関連会社)
㈱ジェイ・オー・ ファーマ
島根県出雲市
百万円
2, 000
医療機器・医薬品 関連事業
33. 5
当社から原材料を購入 当社の設備を賃借 役員の兼任… 無 ( 注) 1 特定子会社であります。
2 議決権の所有割合の( ) 内は、間接所有割合で内数であります。
3 ジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除 く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 ① 売上高 11, 958 百万円 ② 経常損失 10 百万円 ③ 当期純利益 6 百万円 ④ 純資産額 5, 885 百万円 ⑤ 総資産額 7, 625 百万円
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5 【従業員の状況】 ( 1) 連結会社の状況
平成25年3月31日現在
セグメントの名称 従業員数( 名)
日本 1, 565
東南アジア 2, 926
中国 998
ドイツ 32
アメリカ 11
その他 166
合計 5, 698
( 注)1 従業員数は当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向 者を含む就業人員であり、臨時社員、嘱託社員、パートタイマー及び派遣社員は含んでおりません。
2 前連結会計年度末に比べ従業員数が859名増加しております。主な理由は、PT.ジェイ・エム・エス・バタム
(東南アジア)での雇用形態の変更によるものであります。
( 2) 提出会社の状況
平成25年3月31日現在 従業員数( 名) 平均年齢( 歳) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 円)
1, 565(194) 39. 9 16. 4 4, 872, 590
( 注) 1 セグメントは「日本」であります。
2 従業員数は当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む就業人員であり、臨時社員、嘱託 社員、パートタイマー及び派遣社員は含んでおりません。
3 臨時雇用者数は( ) 内に期末日現在の人員を外数で記載しております。
4 臨時雇用者数には、臨時社員、嘱託社員、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。 5 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
( 3) 労働組合の状況
平成25年3月31日現在
名称 組合員数( 名) 所属上部団体
JMS労働組合 537 JAM
ジェイ・エム・エス労働組合 147 化学一般労働組合連合
大連JMS医療器具有限公司工会 996 大連市金州新区総工会
全国化学繊維産業労働組合 韓国メディカルサプライ支会
114 全国化学繊維産業労働組合
( 注) 当社グループの労働組合は4組合あり、組合員は工場勤務者(臨時社員、嘱託社員、パートタイマーを含む)に よって構成されております。各組合との労使関係については、相互に協調、信頼の下に諸問題は話し合いにより解 決しており、労使関係は安定しております。
株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS)(E 02303) 有価証券報告書
第2 【事業の状況】
1 【業績等の概要】 ( 1) 業績
当社グループを取り巻く環境は、海外においては、先進国をはじめ新興国の堅調な需要拡大を背景に、 欧米大手各社が事業統合などにより規模の利益を追求するなど、企業間競争は厳しさを増しています。一 方、国内においては、少子高齢化の進展、国家財政及び医療保険財政の深刻化を背景に、医療費全体の伸び を抑える医療政策が継続しているものの、本格化する高齢社会に対応する医療機器や多様なサービスの 提供が求められる等、新たな市場も現れつつあります。
このような環境の中、当社グループは、「患者様第一主義」の企業理念に基づき、お客様に感動を与え る製品とサービスの提供を目指し、「医療の安全」、「医療の効率化」、「再生医療」の3つをキーワー ドとして、販売品目を4つのシステム群に分類し、輸液輸血群及び一般用品群では、医療の安全に貢献す る輸液及び経腸栄養関連製品を、透析群では、医療の効率化に資する血液透析及び腹膜透析の両分野の製 品を、循環器群では、膜型人工肺、人工心肺回路等の高付加価値製品を中心に、製品の開発・生産・販売を 進め収益拡大に努めてまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は490億68百万円(前連結会計年度比4. 8%増)となりました。 利益につきましては、国策により海外生産工場の労務費が高騰したことや国内外での価格競争が激化 したものの、増収による利益拡大に加え、積極的な省力化への取り組み等により、経常利益は18億79百万 円(前連結会計年度比36. 0%増)となりました。また、当期純利益は、税金費用の増加等により、12億77百 万円(前連結会計年度比35. 5%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 ( イ) 日本
ニードルレスアクセスポート「プラネクタ」を備えた輸液セットや延長チューブの販売が引き続き 伸長し、また、人工腎臓用血液回路の販売が好調であったため、売上高は397億58百万円(前連結会計年 度比2. 4%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果などにより14億18百万円(前 連結会計年度比136. 2%増)となりました。
( ロ) 東南アジア
北米向けの成分献血用回路や東南アジア向けの血液バッグの他、日本向けの人工腎臓用血液回路の 販売が好調に推移したため、売上高は144億97百万円(前連結会計年度比18. 2%増)となりました。ま た、セグメント利益については、労務費の上昇により66百万円(前連結会計年度比35. 8%減)となりま した。
( ハ) 中国
北米向け及び中国国内向けのAVF針(血液透析用針)の販売が拡大したため、売上高は31億86百
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( ニ) ドイツ
ドイツ国内向けのAVF針の販売が堅調に推移したものの、透析用チェアーの販売が減少したこと に加え、円貨換算により売上高は縮小しました。この結果、売上高は25億50百万円(前連結会計年度比 8. 9%減)となりました。また、セグメント利益については、ユーロ安に伴う仕入価格の上昇により1億 16百万円(前連結会計年度比47. 6%減)となりました。
( ホ) アメリカ
北米向けの誤穿刺防止機構付翼状針の販売が増加したものの、大口顧客の在庫調整に伴いAVF針 の販売が減少したため、売上高は21億34百万円(前連結会計年度比1. 9%減)となりました。また、セグ メント利益については、市場価格の低下に伴い1億15百万円(前連結会計年度比47. 5%減)となりまし た。
( ヘ) その他
売上高は12億36百万円(前連結会計年度比11. 8%増)、セグメント利益は72百万円(前連結会計年 度比35. 5%減)となりました。
なお、上記の金額には消費税等は含まれておりません。
( 2) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、現金及び現金同等物(以下「資金」という)の当連結会 計年度末残高は41億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億83百万円(19. 7%)増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
( イ) 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ7億90百万円増加の25億45百万円となりまし た。この主な要因は、売上債権の増減によるものであります。
( ロ) 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により支出した資金は、前連結会計年度に比べ7億34百万円増加の33億40百万円となりまし た。この主な要因は、有形固定資産の取得にかかる支出の増加によるものであります。
( ハ) 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ16億94百万円増加の12億62百万円となりまし た。この主な要因は、株式の発行による収入があったためであります。
株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS)(E 02303) 有価証券報告書
2 【生産、受注及び販売の状況】 ( 1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称 金額( 百万円) 前年同期比( %)
日本 24, 549 +1. 3
東南アジア 13, 416 +20. 0
中国 2, 604 +16. 0
ドイツ 73 △22. 6
アメリカ ― ―
その他 1, 385 +11. 3
合計 42, 030 +7. 8
( 注) 1 生産実績金額の算定基準は、平均販売価額によっております。
2 セグメント間の取引については、相殺消去前の金額を記載しております。 3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
( 2) 商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称 金額( 百万円) 前年同期比( %)
日本 6, 575 +5. 4
東南アジア 91 +453. 0
中国 260 +22. 9
ドイツ 459 △11. 9
アメリカ 71 +22. 5
その他 154 △ 3. 5
合計 7, 613 +5. 6
( 注) 1 商品仕入実績金額は、仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
( 3) 受注実績
当社及び連結子会社は、受注見込みによる生産方法をとっております。
( 4) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称 金額( 百万円) 前年同期比( %)
日本 35, 373 +2. 8
東南アジア 6, 770 +24. 5
中国 1, 006 +10. 1
ドイツ 2, 547 △ 9. 0
アメリカ 2, 134 △ 1. 9
その他 1, 236 +11. 8
合計 49, 068 +4. 8
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3 【対処すべき課題】
当社グループを取り巻く環境は、海外においては、新興国を中心とした医療市場が拡大する中で現地及び 各国メーカーによる競争が激化しており、一方、国内においては、少子高齢化の進展、国家財政及び医療保険 財政の深刻化を背景に医療制度改革が継続して実施される等、引き続き厳しい状況が予測されます。
このような環境の中、当社グループにおきましては、お客様に感動を与える製品とサービスの提供を目指 し、次のとおり対応してまいります。
(1)医療の安全と効率化に貢献できる製品の開発
「患者様第一主義」の企業理念に基づき、「医療の安全」を実現する感染・医療事故防止を目的とした製 品群や、病院あるいは在宅での治療や看護を容易にする等、医療現場で求められる「医療の効率化」に貢献 できる製品群の開発に引き続き注力すると共に、将来を担う「再生医療」など新規分野の製品開発につい ても積極的に取り組んでまいります。
(2)生産の効率化等
生産に関しましては、生産効率の向上と技術革新に当社グループ全体で継続的に取り組み、一層の品質の 安定化、コストの低減を進め、製品の競争力を高めていくと共に、効率のよい物流体制を整備・維持し、今後 も安全・安心な製品を世界中の患者様、医療従事者の皆様のもとに届けてまいります。
(3)グローバル展開への取り組み
国や地域によって選択の基準が異なる中、これまで培ってきた当社の製品力、技術力を活かし、それぞれの 医療ニーズに合った医療機器を提供すべく、積極的に取り組んでまいります。
また、当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「基本方 針」といいます)並びに基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支 配されることを防止するための取組み(会社法施行規則第118条第3号ロ( 2) )の一つとして、下記のとお り、当社株式の大規模買付行為に関する対応方針(以下「本プラン」といいます)を導入しております。
① 基本方針の内容
当社は、当社の企業価値は、1965年(昭和40年)の創業当初より引き継がれている「人と医療のあいだに
・・・」という創業精神の下、「患者様第一主義」を企業理念として掲げ、患者様のQOL(Qual i t y of Li f e)の向上を目指した企業活動を推進することにより、当社グループの株主・患者様・医療従事者・取 引先・地域住民等全てのステークホルダーの皆様の利益・幸せを実現していくことにその淵源を有するも のと考えます。
このような当社の企業価値の源泉が、当社の財務及び事業の方針の決定を支配することとなる大規模な当 社株式の買付行為(以下「大規模買付行為」といいます)の下においても、中長期的に確保され、向上させ られるものでなければ、当社の企業価値又は株主の皆様共同の利益は毀損されることになります。したがっ て、大規模買付行為の目的からみて買収者が真摯に合理的な経営を目指すものではないことが明白である 等、当社の企業価値又は株主の皆様共同の利益が毀損されるおそれが存する場合には、かかる大規模買付行 為は不適切であると考えます。
さらに、大規模買付行為の中には、1) 一般株主に不利益な条件での株式の売却を事実上強要するおそれ があるもの、2) 大規模買付行為に応じることの是非を一般株主が適切に判断するために必要な情報や相当 な考慮期間が提供・確保されていないもの、3) 大規模買付行為に対する賛否の意見又は買収者が提示する 買収提案や事業計画等に代替する事業計画等を会社の取締役会が株主に対して提示するために必要な情 報、買収者との交渉機会、相当な考慮期間などを会社の取締役会に対して与えないもの等、会社の企業価値 又は株主の皆様共同の利益に対して回復困難な損害を与える可能性のあるものも少なくありません。当社 はこれらの大規模買付行為も不適切であると考えます。
当社は、当社の企業価値又は株主の皆様共同の利益を確保・向上させる大規模買付行為であるか否かにつ いて、株主の皆様がその提案やそれに対する当社の取締役会の経営方針等について十分な情報を得たうえ で、適切な判断を下すことを好ましいと考える反面、以上のように、当社の企業価値又は株主の皆様共同の 利益に反するおそれのある大規模買付や株主の皆様による適切な判断が困難な方法で大規模買付を行う者 は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として適当でないと考え、法令及び定款によって許容さ れる限度において、当社の企業価値又は株主の皆様共同の利益の確保・向上のための相当な措置を講じる ことを、その基本方針といたします。
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② 基本方針の実現に資する取組み ( イ) 企業価値向上への取組み
当社は、医療機器メーカーとして、創業以来独自の技術力とブランド力を培い、輸液・輸血分野、血液透析
・腹膜透析分野、循環器分野といった幅広い医療領域において、たゆまぬ研究と製品開発の中から生み出し た多種多様な医療機器や医薬品を、高い品質と安全性を最優先に医療現場にお届けすることにより、患者様 が安心して治療を受けることができる環境の提供に寄与してまいりました。
加えて、中長期的には、医療事故への非難の高まり、医療費の抑制、社会の高齢化等医療領域を巡る外部環 境の変化を踏まえた三つの基本コンセプト、すなわち「医療の安全」、「医療の効率化」、「再生医療」を 掲げ、当社の事業の方向性を明確にするとともに、選択と集中による経営資源の配分の見直しを継続的に進 め、今後の収益基盤の確立に努めるとともに、積極的な事業投資、設備投資を行うことにより、当社の企業価 値の向上、ひいては株主の皆様共同の利益の最大化に取組んでまいります。
そして当社は、こうした取組みの着実な遂行を通じて株主の皆様からの信頼と理解を得ていくことで、企 業価値又は株主の皆様共同の利益をよりいっそう向上させることにより、基本方針の実現につとめてまい ります。
( ロ) 基本方針に照らし不適切な者による支配の防止のための取組み
当社は、当社の総議決権の20%以上に相当する議決権を有する株式(以下「支配株式」といいます)を 取得し、当社の財務及び事業の方針の決定の支配を目指す者(以下「買収者」といいます)に対し、場合に よっては何らかの措置を講じる必要が生じ得るものと考えますが、上場会社である以上、株主の皆様が、当 社の企業価値又は株主の皆様共同の利益を確保・向上させる大規模買付行為であるか否かについて、買収 者の提案やそれに対する当社の取締役会の経営方針等について十分な情報を得たうえで、適切に判断を下 すべきものであると考えております。
しかしながら、株主の皆様に適切な判断を行っていただくためには、その前提として、当社固有の事業特性 や当社グループの歴史を十分に踏まえていただいたうえで、当社の企業価値とその価値を生み出している 源泉につき適切な把握をしていただくことが必要であると考えます。
そして、買収者による当社の支配株式の取得が当社の企業価値やその価値の源泉に対してどのような影響 を及ぼし得るかを把握するためには、買収者から提供される情報だけでは不十分な場合も容易に想定され、 株主の皆様に適切な判断を行っていただくためには、当社固有の事業特性を十分に理解している当社取締 役会から提供される情報及び当該買収者による支配株式の取得行為に対する当社取締役会の評価・意見 や、場合によっては当社取締役会による新たな提案を踏まえていただくことが必要であると考えます。 したがいまして、当社といたしましては、株主の皆様に対して、これらの多角的な情報を分析し検討してい ただくための十分な時間を確保することが非常に重要であると考えております。
以上の見地から、当社は、上記①の基本方針を踏まえ、大規模買付行為がなされた場合について、事前に大 規模買付行為に関する必要な情報の提供及び考慮・交渉のための期間の確保を求めることによって、当該 大規模買付行為に応じるべきか否かを株主の皆様が適切に判断されること、当社取締役会が当該大規模買 付行為に対する賛否の意見又は当該大規模買付者が提示する買収提案や事業計画等に代替する事業計画等 を株主の皆様に対して提示すること、あるいは、株主の皆様のために大規模買付者と交渉を行うこと等を可 能とし、もって基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されるこ とを防止するための取組みの一つとして、平成25年4月18日開催の取締役会において、当社株式の大規模買 付行為に関する対応方針について、法令の改正等も踏まえ、所要の変更を行ったうえで、これを継続するこ とを決議し、平成25年6月25日開催の当社第48回定時株主総会においてご承認いただいております。
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③ 上記②の取組みについての取締役会の判断
上記②の取組みは、買収者に対して事前に大規模買付行為に関する必要な情報の提供及び考慮・交渉の ための期間の確保を求めることによって、当該大規模買付行為に応じるべきか否かを株主の皆様が適切に 判断されること、当社取締役会が当該大規模買付行為に対する賛否の意見又は代替案を株主の皆様に対し て提示すること、あるいは、株主の皆様のために大規模買付者と交渉を行うこと等を可能とし、もって当社 の企業価値又は株主の皆様共同の利益の確保・向上を目的として、導入されるものであることから、当社取 締役会は、上記②の取組みが当社の上記①の基本方針に沿って策定され、当社の企業価値又は株主の皆様共 同の利益を損なうものではないと考えます。
また、上記②の取組みが当社取締役の地位維持を目的として取締役会により恣意的に運用されることを防 止するため、当社取締役会は、対抗措置の発動に際しては、必要に応じて、外部専門家(ファイナンシャル・ アドバイザー、弁護士、公認会計士等)の助言を得たうえで検討を行います。これにより当社取締役会の判 断の客観性及び合理性が担保されることになります。また、独立委員会を設置し、当社取締役会が対抗措置 を発動する場合には、その判断の公正を担保し、かつ、当社取締役会の恣意的な判断を排除するために、独立 委員会の勧告を最大限尊重するものとしています。
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4 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を 及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものでありま す。
( 1) 医療行政
当社グループの業容は、医療制度に密接に関連しておりますので、厚生労働省が行う医療制度改革を始 め他の行政機関が公開する情報等を日頃から注視しておりますが、今後、医療を取り巻く環境の変化に よって大改革が行われた場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
( 2) 市場価格
当社グループ製品のユーザーである医療機関は、医療費抑制策に伴う診療報酬、医療保険等の公定価格 の引下げによって経営に一段と厳しさを増す環境にあり、価格面での競争が熾烈化し、市場価格が急激に 落ち込む可能性があります。
( 3) 原材料購入価格
当社グループが生産する医療機器は、石油製品であるプラスチックを主原材料としており、産油国の状 況により原材料購入価格が不安定になることが予測され、高騰した場合は、当社グループの業績及び財政 状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
( 4) 為替相場
当社グループには、海外を拠点とする子会社があり、各国通貨により財務諸表を作成しておりますが、 連結財務諸表作成にあたって円換算をしております。各国通貨の為替レートの変動により、当社グループ の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
( 5) 海外生産
当社グループの海外拠点のうち、シンガポール、インドネシア、中国、韓国においては、医療機器の生産 を行っております。これらの国において予期しない法律、規制の変更や政変等が発生した場合は、当社グ ループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
( 6) 品質
当社グループが提供する医療機器・医薬品は、厚生労働省によって定められたGMPの基準やISO 国際基準に基づいて生産又は購入し、品質には万全を期しておりますが、不測の事態により使用できなく なった場合には、回収等により多大な損失が発生する恐れがあります。このような事象が万が一発生した 場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
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( 7) 重大な法的リスク
当社グループは、製造・販売を業としておりますが、企業活動においては、知的財産の侵害・被侵害、製 造物責任、独占禁止法等様々な法的リスクが伴います。これらのリスクを回避、軽減するため、法的リスク マネジメントの一環として、コンプライアンス委員会において組織的に取り組んでおりますが、訴訟等に より重大な損害賠償請求が提訴された場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能 性があります。
( 8) その他
上記、経済リスク、カントリーリスク、法的リスク以外で、テロ、戦争、天変地異等によって重要な事象が 発生した場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
5 【経営上の重要な契約等】 業務・資本提携
契約会社名 相手先の名称 契約内容 契約期間
( 株) ジェイ・エム・エス
(当社)
( 株) カネカ
医 療 機 器 及 び そ の 関 連 分 野 に お け る 業 務 提 携 並 び に 資 本提携
平成24年4月1日から 平成26年3月31日まで
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6 【研究開発活動】
当社グループの製品は、輸液輸血群、一般用品群、透析群、循環器群、その他の5群から構成されており、研 究開発活動は、これらの分野を中心に実施しております。
区分 分野
輸液輸血群 輸液、輸血、注射、経口栄養、経腸栄養 等 一般用品群 排尿排液 等
透析群 血液透析、腹膜透析、血液浄化 等 循環器群 カテーテル、人工心肺 等
その他 血液有用成分分離 等
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は12億43百万円であり、セグメントごとの主な研究 開発活動を示すと次のとおりであります。
( 1) 日本
当連結会計年度における研究開発費は12億40百万円であります。
( イ) 輸液輸血群、一般用品群
輸液分野における誤穿刺及び感染リスク等の防止を図るべく、穿刺針や輸液ライン内部が、極力外部 と接触、露出しない閉鎖系輸液システムについてトータルな開発に努めております。主な成果として は、誤穿刺リスクを大幅に低減した留置針「セーフウイングキャス」の製品化であります。当製品は独 特の機構により、穿刺針が外部に露出することなく穿刺後内部に保持されるため、従来発生していた誤 穿刺及び血液汚染のリスクを大幅に低減したものであります。
また、近年高齢化等に伴い、需要が増加している経腸栄養分野におけるシステム的な製品開発にも注 力しております。特に従来の経口栄養に加え、直接胃に栄養を送る経皮内視鏡的胃瘻( いろう) 造設術に 関する製品開発にも努めております。主な成果は、バルーンボタン型PEGキット「ジェイフィードペ グロック」、「ジェイフィードPEGロック延長チューブ」及び経腸栄養剤の調剤時の操作性を向上 させた「ジェイフィード栄養剤バッグ」600ml 規格・300ml 規格の製品化であります。
( ロ) 透析群
当社は血液透析及び腹膜透析の双方の製品群を提供する会社として、信頼性の高い製品群をシステ ムとして開発しています。特に腹膜透析においては、患者様自身が操作されることを前提に、簡単、安 全、確実な動作を念頭に置いた製品開発を目指しております。主な成果は、腹膜透析において患者様自 身が、ボタン操作ひとつで安全、かつ確実にチューブ交換出来る新型無菌接合装置「HOTNAVI」 及び腹膜透析液を患者様自身で適温に加温できるバッグ加温器「らくっと」の製品化であります。
( ハ) 循環器群
膜型人工肺である当社人工肺「オキシア」シリーズについて、小児領域を中心としたバリエーショ ンの充実に取り組みました。主な成果は、小児用人工肺「オキシアIC」1L規格・貯血槽一体型の製 品化であります。
( ニ) その他
当社の有する血液バッグ等の関連技術を応用し、再生医療等で多彩な用途の見込まれる血清などを 閉鎖系で簡便に分取できる製品群の開発、展開に努めております。主な成果は、より少量の血清成分分 離が可能である「セルエイドチューブタイプ」のCEマーク取得及び韓国FDA認可取得でありま す。また「セルエイド」については、韓国の建国大学とも共同研究契約を締結するなど、グローバルな 視点での研究開発に努めております。
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7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
( 1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づい て作成しております。作成された連結財務諸表には見積りが含まれておりますが、実際の結果との間に差 異が生じる可能性があります。
会計方針及び見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ( 1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
( 2) 財政状態の分析 ( イ) 資産
流動資産は、前連結会計年度に比べ24億79百万円増加の310億44百万円となりました。この主な要因 は、棚卸資産の増加であります。
固定資産は、前連結会計年度に比べ33億76百万円増加の202億41百万円となりました。この主な要因 は、有形固定資産の取得によるものであります。
( ロ) 負債
流動負債は、前連結会計年度に比べ14億20百万円増加の178億86百万円となりました。この主な要因 は、未払金の増加であります。
固定負債は、前連結会計年度に比べ1億57百万円増加の39億36百万円となりました。この主な要因は、 退職給付引当金の増加であります。
( ハ) 純資産
純資産は、前連結会計年度に比べ42億77百万円増加の294億62百万円となりました。この主な要因は、 新株式の発行による資本金及び資本剰余金の増加であります。
なお、自己資本比率は2. 0ポイント増加の57. 3%となり、1株当たり純資産は、前連結会計年度に比べ 20円36銭増加の602円60銭となりました。
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( 3) キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 ( 2) キャッシュ・ フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。
第44期 ( 平成21年3月期)
第45期 ( 平成22年3月期)
第46期 ( 平成23年3月期)
第47期 ( 平成24年3月期)
第48期 ( 平成25年3月期)
自己資本比率(%) 54. 4 55. 6 56. 1 55. 3 57. 3
時価ベースの自己資本比率
(%)
40. 9 37. 7 27. 5 25. 7 34. 1 キャッシュ・フロー対有利子
負債比率(年)
3. 2 1. 4 2. 2 4. 1 2. 8
インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)
18. 4 43. 5 32. 3 20. 2 33. 0
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※ いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値× 自己株式控除後期末発行済株式総数により算出しております。
※ キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しており、有利子負債は連結貸借対照表に計上され ている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
( 4) 経営成績の分析
経営成績につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 ( 1) 業績」に記載のとおりでありま す。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度の当社グループの設備投資につきましては、総額40億64百万円となりました。この主な内 容は、日本における生産能力強化を目的とした静脈留置カテーテル製造設備及び電子線滅菌設備のほか、老 朽化設備の更新を目的とした射出成形機であります。また、東南アジアにおける生産能力強化を目的とした 血液バッグ製造設備及び滅菌設備であります。
当連結会計年度のセグメントごとの投資額は、次のとおりであります。なお、重要な設備の除却または売却 はありません。
セグメントの名称 金額( 百万円)
日本 2, 856
東南アジア 1, 002
中国 163
ドイツ 11
アメリカ 1
その他 30
合計 4, 064
( 注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 当連結会計年度中の所要資金は、自己資金及び借入金をもって充当しました。
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2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 ( 1) 提出会社
平成25年3月31日現在
事業所名 ( 所在地)
セグメント の名称
設備の内容
帳簿価額( 百万円)
従業 員数 ( 名) 建物及び
構築物
機械装置 及び運搬
具
土地 ( 面積千
㎡)
その他 合計
大野工場
( 広島県廿日市市)
日本 生産設備 54 38
73 ( 12)
22 189 12
三次工場 ( 広島県三次市)
日本 生産設備 215 868
60 ( 42)
144 1, 288 180
出雲工場 ( 島根県出雲市) ( 注) 2
日本
生産設備 滅菌・物流 設備
1, 476 2, 206
486 ( 97) [ 12]
433 4, 602 616
千代田工場及びME機 器開発部
( 広 島 県 山 県 郡 北 広 島 町)
日本
生産設備 滅菌・物流 設備
404 107
647 ( 46)
407 1, 566 157
本 社 及 び 中 央 研 究 所 ( 広島市中区)
日本
全社的管理業務
・研究開発業務
256 4
745 ( 2)
211 1, 218 199
東京本社 ( 東京都品川区)
日本
全社的販売管理 業務
49 0 ― 325 375 77
営業所及び出張所 ( 東京都品川区他) ( 注) 4
日本 販売業務 113 ―
74 ( 0)
1 188 317
安佐南事業所 ( 広島市安佐南区) ( 注) 2
日本 保守業務 74 ―
362 ( 3) [ 0]
0 438 7
厚生施設
( 鳥 取 県 西 伯 郡 伯 耆 町 他)
日本 保養所 9 ―
3 ( 0)
0 12 ―
その他 ( 注) 2
日本 その他設備 0 ―
127 ( 33)
[ 1]
― 127 ―
( 2) 国内子会社
国内子会社においては主要な設備はありません。
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